ええJAんおのみち6月号415
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茎は太く短い◆乾燥防止対策梅雨にしっかり雨が降っていますと、いちじくの根も土壌表面に集中しています。梅雨明け直前に、表層根の保護と乾燥防止の為に、敷きわらなどの被覆資材を設置しましょう。◆注意する病害虫カミキリムシ類、アイノキクイムシ、ハダニ類、さび病、そうか病、イチジクモンサビダニ、イチジクヒトリモドキな◆摘し果三果そうに一果の割合になるように摘果します。横向きか斜め上向きの、果梗枝が太く長いものを残すようにしてください。主枝と亜主枝の先端部分の果実は全部摘果してください。◆灌水ナシは、灌水により玉太りが良くなりますので、しっかり灌水してください。6月、7月の気温は、平年に比べ高くなる見込みです。また、本格的な梅雨入りを迎え病害虫が発生しやすい時期に【梅雨対策】【品目ごとの生育診断】家庭菜園もなります。天気予報などを参考にして適切な管理を行いましょう。また、作業の時には水分補給をしっかり行いましょう。露地栽培の場合は畝や畑の周りに溝を掘り、排水を促してやりましょう。また、可能であれば藁やもみ殻を株元に敷いてやると、雨水による土の跳ね返りを防ぐことで病気の予防効果が期待できます。◆トマトトマトは茎の先端の葉で草勢判断ができます。図を参考に状態を把握しましょう。栄養が適度な場合は2~3週間おきに。不足している場合はすぐに追肥を行います。綺麗な実を作るには適切な水管理が重要です。乾いたところに急に水が入ると実が割れ、水分が不足した状態が続くと実が太らず皮が固くなってしまいます。定期的な灌水を行いましょう。また、トマトの実は房状に付きますが、根元と先端の実を取ってやると形が揃いやすくなります。◆ピーマン根が浅く乾燥しやすいので、こまめに水を与えましょう。葉や茎の状態で、水分の過不足を判断できるので、参考にしてください。花が株の先端で咲いていたり、花に実がつかず落ちてしまう場合、肥料不足と判断します。一度実をすべて取り除き、追肥と灌水を行いましょう。◆ナス収穫期間が長いので、成り疲れさせないように、実が成り始めたらこまめに肥料と水を与えましょう。新しく咲いた花の柱頭が短い場合、樹勢が低下しているので追肥を施しましょう。※他の野菜も柱頭で樹勢の判断が出来ます。◆キュウリ収穫期に入ると実が次々に大きくなっていきます。取り遅れると食味が落ちてしまうので盛期には朝と夕方に収穫を行いましょう。野菜の実は水分、肥料、着果位置、日照、気温、風通しなど様々な影響を受けながら育ちます。キュウリは特にその影響が出やすく、真っ直ぐで形の良い物ばかりを作るのは難しいです。水分と肥効が切れないように管理を行うのが大きなポイントになりますが、形が悪くても食べる分には問題ありませんのであまり気にしないようにしましょう。◆オクラ生育が旺盛ですぐに過繁茂になります。込み合った部分は定期的に選定を行って風通しや日当たりを確保しましょう。また、果実の生育も大変早く、特に7~8月は開花後3~4日で収穫可能になるので気を付けましょう。追肥は収穫が始まったら2週間おきに施しましょう。JAミックス・ベジタブルFMおのみち79.4MHzにて、毎週金曜日午前10時半からJA尾道市管内の旬な情報をお届けしています。栄養が不足栄養が適度栄養過剰水分の過不足の判断上位葉が小型乾 燥適 湿過 湿葉は上に向いて細く、葉脈が紫変する。葉面が水平になる。この図の場合根本の実と、先端から2番目の生育の悪い実を間引いている。葉面にでこぼこができ、葉はカールする。葉柄が中央部で曲がる上向きに展開葉が小型で細身葉が厚くしっかりしている日中萎れ夜間回復下葉が下向きに展開し、黄化する▲ハダニ被害果                  8

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