ええJAんおのみち7月号416
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残された2棟のハウスに再建した3棟を加えた5棟でピーマンを栽培する大出さん。土が変わるなど環境の変化で作物に影響があるかを確かめようと、試験的にワケギを植えてみたところ無事に生長。この夏のピーマンも「植えつけが例年より遅れたため、初期生育の遅れはありましたが、出来はいいかな」と大出さん。ハウスに加え、いつもは使っていなかった露地の畑での栽培も増やし、「これまで以上に手間が掛かっている」と苦笑いしますが、こちらもほぼ順調とのこと。想像もしていなかった災害を乗り越え、無事ピーマンの    3収穫を迎えられたことに大出さんは安堵の表情を見せます。現在、ピーマン部会の部会長を務める大出さん。部会員は6名ですが、新たに若手農家2名がピーマン導入を前向きに検討しているそうで、大出さんもピーマン栽培の魅力を伝えたいと意欲的です。 「一番のメリットは、収穫期の夏場の負担が少ないこと。生産者は午前中に収穫して、選別せずにコンテナを出荷場に持って行くだけなので『いいもの』を作ることに集中できます。また少ない面積で高収益を上げられること、価格も比較的安定している点もアピールしたいですね」ピーマン部会では昨年から尾道管内での初の取り組みとして、耕畜連携資源循環ブランド「3-R(さんあーる)」の導入を進めています。これは米や野菜農家と畜産農家が連携することで農地を守り、環境保全にもつなげていく取り組みのこと。具体的には県内の牛農家の堆肥を使用してピーマンを栽培、「3-R」のラベルを貼ってええじゃん尾道の専用コーナーで販売しています。大出さんも「野菜を買うなら『3-R』ブランドというふうになれば」と期待します。「近年は異常気象もあり、毎年コンスタントに結果を残すのが難しくなったと感じています。そんな中でも新しい資材を導入するなど、安定した結果を出すための努力は続けていきたいですね」と話す大出さん。まだまだ挑戦は終わりません。昨年7月の豪雨災害で15棟中13棟のハウスに土砂が流れ込む被害に遭った大出直樹さん。「この一年は復旧の段取りで駆けずり回っていた」と話す中、今年も立派なピーマンが収穫を迎えました。復活を期す大出さんに、今後の展望などをお聞きしました。豪雨災害からの復活今年も無事に収穫を迎える尾道管内で初の取り組み耕畜連携資源循環ブランド「3-R」「3-R」とは、畜産業で生まれた堆肥を「肥料」として「再利用(RECYCLING)」する、「資源(RESOURCE)循環型農業」から生まれた農畜産物の証となるブランドマークのこと。このRECYCLING、RESOURCEを「繰り返す(REPEAT)」ことが、地域の環境保全につながります。組合員のみなさまへ組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。ここに注目!

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