ええJAんおのみち10月号419
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【収穫出荷】【品質向上対策】【病害虫防除】◆みかんの腐敗防止剤散布収穫前には必ず腐敗防止剤を散布しましょう。◆炭そ病(流れヤケ)秋の気温が高い場合は10月下旬にも防除が必要です。八朔や安政柑を対象に防除暦に従い薬剤を散布しましょう。◆八朔の後期落果防止ディックEWを散布しましょう。紅八朔は着色が遅れるのでヘタ落ち防止目的で収◆収穫後の尿素散布樹勢回復を図るため温州みかんは収穫後、尿素を葉面散布しましょう。隔年結果防止効果もあります。◆しらぬひ・はるみ水腐れ症防止(果皮障害防止)夏に干ばつを受け12月に雨が多いとしらぬひではヘタ周辺が黒くなったり、ひび割れが発生し、はるみは果頂部に果皮障害が発生し腐敗につながります。過去多発し【夏秋梢の処理】【秋肥の施用】おくと収穫・家庭選別が大変楽になります。◆収穫から出荷までの注意事項毎日の収穫作業を楽に行う方法の一つとして、よく切れる収穫ハサミを使用することも重要です。マルチシャープナーを使用すると新品のような切れ味に変えることが出来ます。収穫前には腐敗防止剤を散布する。(※レモンは散布しない)・出荷前に必ず防除履歴書を提出する。・味を揃え浮皮などによる商品ロス防止のために分割採収(外成り果と内成り果の収穫時期を変えること)を行う。・良く切れるハサミを使用し、二度切りを徹底する。(手が痛い人は「ドクターカット」カット時の衝撃を緩和するグリップがお勧め)・果実は丁寧に扱う。(特にレモンは衝撃によりヤケ果が出やすいので注意する)・選別する場所は明るくして行う。 (蛍光灯は、太陽光に近い演色AAA昼白色を使用する) (LEDは商品名「テクテラス」がお勧め)・生傷・日焼け・アザミウマ被害果は家庭選別で排除する。◆みかんの浮皮防止雨が多く浮皮の発生が懸念される場合は蛍尻期にフィガロン乳剤を散布します。(樹勢が弱るので年間2回までの使用にしてください)◆枝吊り枝吊りを実施し着色向上を図りましょう。◆アザミウマみかんでは着色期のアザミウマ被害が果実腐敗につながり問題となります。発生が見られる場合はハチハチフロアブルで防除してください。◆ハダニ秋の最も注意するべき害虫です。着色期のハダニ被害は着色不良に繋がり著しく正品率が低下します。大発生する前に薬剤を散布しましょう。穫20日前頃に散布しましょう。た園地では、ジベレリン1PPMを散布すると発生を軽減できます。はるみは6分着色 着色頃に葉から滴り落ちない程度樹幹外周の果実中心に散布します。本年度の温州みかんは不作の樹が多く夏秋梢の発生も多くなっています。年内に処理する事により次年度の新梢発生を促すことができます。鉛筆より太い枝は芽つぼの上で処理し、弱い枝は芽つぼの下で処理します。樹勢の強い樹は除葉処理もセットで行いましょう。直立し樹形を乱す枝は基部から切除します。しらぬひ・はるみは次年度の結果母枝として夏芽を利用するので切らないようにしましょう。レモンはかいよう病防止のため夏秋梢は徹底除去しましょう。徒長枝も簡単に切れる、「にしがきロング剪定鋏」を使用すると作業効率があがります。本年度の樹勢回復と次年度のための養分蓄積目的で施用します。時期が遅くなると吸収が悪くなりますので10月下旬から11月上旬までに施用しましょう。しらぬひは8分営農相談農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-2242ハダニ被害▲腱鞘炎になりにくいハサミ ドクターカットハダニ被害果健全果▲はるみ果皮障害▲しらぬひのヘタ黒果、ワックス層が剥がれ、汚れが付着し黒く変色している。進行すると穴が開いたり、腐敗する。▲レモンの芽摘みも痛くない、白筋の入った徒長枝も簡単に切れます。▲誰でも簡単に刃物が研げます。11月上旬に後期落果防止目的でマ                   7

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