【今後の管理について】【お米のおいしさの決め手】水稲柑橘☎☎☎☎☎☎☎☎広島県の令和4年産の作況指数は「100」(暫定値)となりました。令和4年産は、5月、6月とも少雨傾向で6月中旬から7月中旬の節間伸長期に高温で推移したため徒長したことと8月中旬の大雨と強風が重なった影響で北部地域の早生品種のコシヒカリとつきあかりの一部の圃場で倒伏が発生しました。また、9月中旬の台風によりあきさかりの倒伏が一部の圃場で発生し、収穫量に影響を受けた形となりました。ウンカについては6月から8月上旬までは、ほぼ皆無といってもいい発生状況でしたが、9月に入ってトビイロウンカが発生し、南部地区の中生品種の一部圃場で坪枯被害が確認されました。昨年大発生したイネカメムシについては、防除が徹底された圃場においては被害が少なかったものの、南部地域の一部圃場で減収となる被害が発生し、次年産においても油断ができない状況です。いもち病は低温・長雨・日照不足の環境で発生しやすくなります。紋枯病と同様に、窒素過多の場合は被害が大きくなります。いもちの発生は、収量に大きく影響を及ぼすので、予防散布として、基幹防除を徹底してください。また、田植え後に余った苗を圃場内に置いている場合(置き苗)は、いもち病の発生源となりますので、速やかに撤去しましょう。今後、各地区での講習会等を通じ、今年発生した病気(いもち病、紋枯病、稲こうじ病等)への対策に関する情報発信を行う予定としておりますので、ご参加ください。なお、開催日程等につきましては、最寄りの支店・営農センターまでお問い合わせください。収穫が終わった圃場の管理は、来年の作付けを左右する重要なポイントです。収穫後の株が残ったまま春を迎えると、稲わらの腐熟が完了していないため、田植後のガス発生等の原因となります。イネの活着不良や生育阻害にもつながりますので、早めに耕起を行ってください。また、耕起時に土づくり資材等を投入することで、地力増強の効果があります。生育遅延や収量減少等が気になる方は、投入を検討してみてください。1年間かけて、丹精こめて作ったお米です。一番おいしく食べるために、知っておきたいポイントをご紹介します。 「おいしい」という感覚は人それぞれ違います。味覚だけではなく、嗅覚や視覚など五感すべてが関わってきますので、品種によって微妙に違う味わいを楽しむ場合、さらに個人差が現れます。しかし、タンパク質とでんぷんの含有量を分析することで、ある程度の食味の判断が可能となります。 「タンパク質」は炊飯時に、でんぷんの膨潤を抑えてしまうため、含量が高いと炊き上がりのふっくら感が低下し、「おいしくない」と判断されてしまいます。 「でんぷん」は、主にアミロースとアミロペクチンという2種類の成分で構成され、粘りと硬さのバランスを司ります。アミロース含量が低いほど粘りが強く、高いほど硬めの食感となります。ちなみに、もち米のでんぷんは、すべてアミロペクチンで構成され、アミロースは含まれていません。お問い合わせ 営農経済部営農販売課 ☎0848-20-2811日本人は粘りの強いお米、いわゆるアミロース含量の低いお米を好む傾向があり、コシヒカリ(約16%)が人気となる理由の一つです。もう一つ、食味を左右する成分として、「脂肪酸」があります。これは、お米に含まれる脂肪が、時間の経過と共に分解される際に発生します。数値が高くなると、古米独特の臭いを発するようになり、「おいしくない」と判断されます。おいしさを保つため、15℃以下の低温及び湿度70~75%で保管すると、分解が抑制され、新米時の食味を維持することが可能となります。本年度はラニーニャ現象が発生しており、西日本の冬は寒くなる恐れがあります。防寒対策・適期採収を徹底しましょう。また、週間天気予報も常に確直ちにご連絡ください。盗難、紛失専用ダイヤル 0120-159674(24時間受付、年中無休)東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター 向島営農センター因島営農センター世羅営農センター甲山営農センター世羅西営農センター 0848-56-12310848-29-96110848-76-22420848-44-21060845-25-61610847-22-11730847-25-50350847-37-7100広島県の最新の2週間気温予報JAカードを紛失されたら 512 月
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