ええJAんおのみち2月号423
3/16

農産物直売所「ええじゃん尾道」に脇野さんが出荷するのは、黄色や赤のコロンとした見た目が可愛いビーツや、青汁の素材として知られるケールなど、あまり見慣れない野菜ばかり。「全くの素人が始めたことですから、長年農業をしている方々が作っている野菜を作ってもかなわない。とにかく新しいもの、美味しいものに挑戦したいと思っています」と笑います。仕事で「野菜教室」の担当になったのがきっかけで、農業に興味を持った脇野さん。退職する頃にはもう「どこ     3かで働くより農業で楽しもう!」と考えるようになっていました。「地元の種屋さんがいろいろ教えてくれるので作ってみる」という前向きな姿勢で、現在は約10種類の野菜を栽培。畑にある小さなハウスも手作りするなど、「遊びの延長のような感じで農業を楽しんでいます」と声を弾ませます。ほぼ毎日出荷しているという「ええじゃん尾道」では、他の出荷者と知り合ったり、お客さまと話したり、「横のつながりが楽しい」と話す脇野さん。「つい先日も料理のお仕事をしているお客さまが畑に遊びに来て、畑をぴょんぴょん飛び回って、食べて大喜び(笑)。JAの職員さんをはじめ、種屋さん、出荷者、お客さまにも支えられて、楽しませてもらっています」脇野さんと話していて感じるのは、とにかく「農業を楽しんでいる」ということ。脇野さんは「一人じゃ何もできないから周りの人に頼っています(笑)。周りの支えやご縁があってこその『今』。これからも楽しみながら美味しいものを作って、お客さまに喜んでもらえたらうれしいですね」と笑顔を見せます。畑のある峠の名前から、「今年は畑を防地菜園(ぼうじさいえん)と名付けるつもり」と意気込む脇野さん。「楽しいのが一番!」という脇野さんの言葉のままに、これからも思いきり農業を楽しんでほしいですね。尾道市街を望む峠にある見晴らしのいい畑で、元気に出迎えてくれた脇野員子さん。石だらけだった荒れ地を少しずつ開墾し、野菜を作り出してこの春で丸3年。ビーツやケール、スイスチャードにサラダラティーナなど、ちょっと珍しくて美味しい野菜が自慢の畑です。新しくて、美味しい野菜に楽しみながら挑戦周りの支えやご縁に感謝「楽しいのが一番!」「ええじゃん尾道」で販売する野菜には必ずレシピを付けているという脇野さんに、ケールの美味しい食べ方を教えてもらいました。「青汁の苦いイメージがあるケールですが、苦くなくて炒めるとすごく美味しいんですよ。作り方は簡単。オリーブオイルでニンニクと豚バラ肉と一緒に炒めて、塩コショウで味付けするだけ!ぜひ作ってみてくださいね」組合員のみなさまへ組合員のみなさまの住所・氏名・資格等の変更、または相続等があった場合は異動手続きが必要となりますので、最寄りの本店・支店・出張所にご相談のうえ手続きをお願いいたします。ここに注目!

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る