【中晩柑類の収穫・貯蔵のポイント】【せん定】【防除】柑橘ご不明な点がありましたら、営農販売課、または、お近くの支店・営農センターへお尋ねください。本年度のみかんは大豊作となる園地が多くなると思います。豊作の園地では早くからせん定を実施しましょう。貯蔵中は、1日1回を基本に外気温が貯蔵適温に近い時間帯に換気を行います。貯蔵庫が乾燥する場合は、打ち水や濡れムシロを敷き湿度を保ちます。◆清見清見の収穫は3月上旬が基本となります。樹上で完熟させてから収穫するようにしましょう。乾燥によりヤケが発生するので収穫後、予措は行わず有孔ポリ包装で出荷まで保管しましょう。また、クラッキングの発生に注意しましょう。◆はるかはるかは3月から出荷がスタートします。出荷までに予措を7%程度かけることが重要です。予措不足の場合は引き続き通気性のある場所で予措を行ってください。予措後は貯蔵庫で妻面を開けた新聞紙囲いで貯蔵しましょう。せん定は作業性や品質の向上目的で行いますが、理解度が深まると着花のコントロールも出来るようになります。樹を見て結果母枝が多い樹は花が多く、果梗枝が多い場合は不作傾向になります。花が多いと予想される場合は切り返しせん定で新梢の発生を促します。不作傾向の場合は間引きせん定中心に実施します。せん定は暖かい園地から始めてください。せん定の順番はネーブルや豊作が予想されるみかんから取り掛かりましょう。せん定による除葉率は中晩柑で2割までが基本です。横縦のバランスは横10とすると縦6になるようにしましょう。みかんは横枝を長めに(手でさわって下がる程度)取ると糖度の高い、美味しい果実ができます。本年度、豊作の樹は新梢の発生を促すため予備枝を設定しましょう。本年度、不作が予想される場合は、、花が確認できる4月下旬ころからせん定しましょう。中晩柑類は横枝を固め(手でさわって下がらない程度)にすると大きな果実を作ることができます。ただし、八朔で横枝を縮め過ぎると果実のキメが荒くなるので注意してください。ノコを使い大きい枝から抜いていくことがせん定のスピードアップに繋がります。また、樹高の高い樹は作業性の向上のため樹高短縮を実施しましょう。◆ハダニの防除冬マシン油をしてない園地では高度精製マシン油乳剤80倍を散布しハダニの初期発生を抑えましょう。カイガラム図1 間引きをするじゃま枝(向島営農センター)☎0848-44-2106 (因島営農センター)☎0845-25-6161 (世羅営農センター)☎0847-22-1173(甲山営農センター)☎0847-25-5035 (世羅西営農センター)☎0847-37-7100レモン用手袋横:縦=10:6▲開心自然形モデル樹(写真は八朔)作業性を高めるため樹高を〇の部分(第一亜主枝)に果実を多く着果させる。▲せん定で一番に切る枝は①強い返り枝!①強い返り枝を切ると、薬剤がかかりやすくなります。▲果梗枝:本年新梢(来年の結果母枝)が発生する場所▲レモンのせん定にお勧めです。刺が貫通しない手袋です。▲みかんの花が着く枝:結果母枝(前年発生した春枝) 6
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