【定植に向けた準備】【苗の選び方】◆灌水土壌の乾燥は、生育不良の原因となりますので、乾燥が続く場合は灌水を行いましょう。◆注意する病害虫そうか病、ネコブセンチュウ、アイノキクイムシ、ケムシ類4月に入り気温も上がってきたことと思います。夏野菜の定植が4月の下旬当たりから可能になります。タイミングを逃さないように作業を行いましょう。畑の準備が終わってない方は大急ぎで行いましょう。作業内容については先月号を参考にしてください。実を収穫する野菜は元肥を入れ過ぎないのがポイントです。また、必要に応じて定植の1週間前までにマルチをしましょう。野菜は苗半作と言われるくらい苗の品質に結果が左右されます。良い苗を選ぶにはいくつかのポイントがあります。例えば、花が沢山咲いたものは定植時期を過ぎた老化苗となっており、植えても【苗の植え方】【タマネギの収穫】【ジャガイモの芽かき】家庭菜園生育が劣り収量も上がりません。逆に小さく未熟な苗を植えてしまうと、茎葉ばかりが大きくなり実が付かないといったことが起こります。後述の図も参考にして、植付け適期の苗を選ぶようにしましょう。トマトやナスは一番花が咲き始めた頃が植付けの適期です。キュウリやカボチャなどのウリ科野菜は、本葉が3枚ほど展開したら適期となります。苗には接木苗と実生苗がありますが、家庭菜園では接木のものがおススメです。値段は高いですが、病気に耐性があるので作りやく失敗のリスクを減らせます。苗の生育具合によっては、早めに植える必要も出てきます。低温が心配な時は肥料袋などで苗を囲んだり、寒冷紗をかけるなどして保温してやりましょう。根鉢よりやや大きめの植え穴を掘り、そこにたっぷり水をやります。根鉢が崩れないよう丁寧に苗を置き、軽く覆土をします。接木苗の場合、接合部が必ず土の上に出るようにしてください。植付け後にも軽く灌水をしてやります。その後はしっかり活着するまで1週間程度は乾燥しないように水管理をしてやります。過湿にすると弱ってしまうので、やり過ぎないように注意してください。トウモロコシを植える場合は、結実を促すために最低でも苗を10本用意し、半分ずつ2列の畝に並べて植えるようにします。4月下旬~6月中旬にかけて、早生の品種から順番に収穫期を迎えます。畑を見渡して6割ほどの株が倒れた頃が収穫適期です。晴天が続いた日の午前中に収穫を行い、半日ほど畑に並べて水分を飛ばしてやりましょう。早生の品種は水分含量が多く貯蔵には向かないので早めに消費し、晩生の品種は軒下に吊るすなどして保存します。3月に定植したジャガイモから芽が伸びてきていると思います。芽の数が多いほどイモの数は増えますが、養分が分散してしまい小さなイモになってしまいます。イモの数と大きさのバランスを考えると、1株当たり3本程度の芽を残すのが適切です。元気のよい芽を残すようにして数を調整してやりましょう。芽を引き抜く際は、種イモが持ち上がらないよう株元を掌で押さえ、捻りながら引き抜くとよいでしょう。営農相談農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-22421〜2個の花が開花健康的な双葉がついていること。大きめの鉢草丈:30〜35cm位のもの葉がしおれていないこと。病害虫がついていないこと。緑色が濃いもの。節間がつまっており、葉が等間隔についているもの。茎が太くて(えんぴつ大の太さ)丈夫そうに見えること。根がしっかりとして白い根が見えること。35〜45cm55〜65cm55〜60cm40〜50cm20〜35cm20〜30cm 条間60cm(2条植え)トマトナスピーマンキュウリオクラエダマメトウモロコシ28〜30cm1.2〜1.4mカボチャスイカ1.2〜1.4m 7苗の選び方茎が太く、しっかりし全体ががっちりしていること。(軟弱に成長していないこと)節間がつまっているもの。根の張りが良いもので、鉢ができるだけ大きいもの。病害虫に侵されていないもの。(特に葉の裏側のアブラ虫に注意)古い苗(老化苗)でないもの。特に下の葉が黄色くなっているものは避けましょう。葉が元気で等間隔についており、子葉がついているもの。茎や葉がしおれていないもの。株間の目安
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