ええJAんおのみち6月号427
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6 月【中干し】【中干し後】【雑草防除】【災害対策】水稲☎☎☎☎☎☎☎☎中国地方は5月29日に梅雨入りしたとみられると気象庁が発表しました。7月前半までは平年と同様に梅雨空が続くとみられます。気温が20~25℃で推移し、長雨・日照不足により多湿の環境が続いた場合、いもち病の発生リスクが高まります。箱処理剤によるいもち病の予防効果は田植後50~60日程度です。出穂前防除の時期を逸しないよう注意してください。中干しの効果は『倒伏防止』、『根の健全な育成』、『無効分げつの抑制』等があります。表1を参考に、1㎡当たりの茎数350本を確保できたら、実施してください。中干しの期間は、圃場条件、天候等によって異なりますが、7度実施し、田面に少しヒビが入る程度まで行いましょう。また、この時期の高温多照は分げつ過剰を引き起こし、穂数及び籾数過剰によって品質低下を招くことがあります。その場合は中干し時期を早めることによって、分げつの過剰発生を抑えます。※恋の予感は、水分ストレスの影響を受けやすいと考えられます。強い中干しは根を痛め、減収の原因となる恐れがありますので、中干し期間の短縮もしくは間断灌漑による水管理を行いましょう。また、日数計算での中干しスタートでなうにこころがけましょう。~10日間程く1株あたりの本数から中干しを行うよ中干し後は、いきなり圃場に水を入れっぱなしにすると、根腐れを発生させる心配がありますので、かけ流しや浅水状態で管理し、間断灌漑を行い、根を水に慣れさせるようにしてください。幼穂形成期~出穂期には水が最も必要な時期です。籾数の維持に努めましょう。また、幼穂形成期出穂の25日前)の葉色を確認しましょう。薄いようでしたら一発肥料を使用した圃場においても、追肥の要否判断を行ってください。イネは雑草の影響や害を長期にわたって受けます。水管理や除草剤の適期使用により、雑草の発生を抑制しましょう。◆ノビエ野生品種のヒエを総称して「ノビエ」と呼びます。出穂までの形態が水稲と良く似ており、稲との見分けがつきにくい雑草のひとつです。昨年多発した圃場では、種が多く残っている可能性が高いため、初期剤・一発剤を散布した圃場でも発生が確認され次第、速やかに中後期剤等を利用し、大きくなる前に防除しましょう。(稲作ごよみ参照)◆クサネム一年草ですが、大型の草となります。種子により繁殖し、田の畦畔、水田内に発生します。収穫時には種子の混入を避け、次年度以降の繁殖源を残さないようにしてください。そのためには、種子が形成、落下する前に刈り取るなどして、除去しましょう。◆コナギ種子繁殖する広葉一年生雑草で、水田内に発生します。窒素吸収が旺盛で、種子には嫌酸素性があり、他の雑草とは異なり、無酸素状態(同じ水を溜め続け、土壌の酸素が不足した状態)になると発芽しやすくなります。水の入替を行い、土壌に酸素を供給すると共に、一発剤や、中後期剤等利用し、防除にあたりましょう。災害による被害の確認は、2次災害を招く恐れがありますので、まずは身の安全確保が最優先となります。後に、安全が確認されてから圃場、水路等の点検作業を行ってください。圃場に冠水の被害が発生した場合は、早急に排水に努め、1枚でも早く葉を水上に出すことで、被害を軽減することができます。また、水温の上昇抑制や濁水の排出のため、清水をかけ流しながら行うと効果ローンセンター住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。☎0848-36-5444(月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)1株当たりの分けつ茎数の目安植付間隔幅30㎝×条間18㎝幅30㎝×条間24㎝幅30㎝×条間30㎝20本25本30本表1東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター 向島営農センター因島営農センター世羅営農センター甲山営農センター世羅西営農センター 0848-56-12310848-29-96110848-76-22420848-44-21060845-25-61610847-22-11730847-25-50350847-37-7100                 (    4

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