ええJAんおのみち8月号429
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8 月【ウンカ類】【カメムシ類】【いもち病】【早期落水の防止】【刈取り作業】【刈取りの目安】【乾燥・調整】水稲☎☎☎☎☎☎☎☎9月に入ると多くの圃場で稲刈り作業がスタートします。刈取り適期を見定め、品質の良いお米を収穫しましょう。また、早生以降の品種では、病害虫の被害にも注意してください。トビイロウンカは、梅雨時期に中国大陸から下層ジェット気流に乗り日本に飛来し、1~3世代発生します。水稲の茎から養分を吸汁し、稲の生育を弱らせ枯らしてしまいます。大発生すると広い面積の稲を枯らし、坪枯れ被害を発生させる重要害虫です。今後の情報には十分注意し、出穂前後の防除を徹底してください。近年、「イネカメムシ」の被害により、一部の地域で著しく反収を減少させる被害が発生しています。 「イネカメムシ」は斑点米被害を発生させるカメムシ類とは異なり、穂軸を吸汁し、不稔穂を発生させ、大きく収量を減少させます。発生が確認された圃場では、出穂前後                   4の防除にスタークルを含む薬剤で防除を行ってください。管内全域において、いもち病(葉いもち)の発生が確認されています。発生が確認された圃場では、出穂前後の防除を稲作暦を参考に的確に行ってください。落水時期が早すぎると、玄米肥大生長が抑えられ、収量や食味・品質の低下を招きます。落水時期の基準として(土壌条件・気象条件考慮)、湿田では出穂後にしましょう。出穂後の天候、穂の熟色や稔実程度を観察し、各圃場の落水時期を見極めましょう。適期に稲を刈取ることは品質向上の面で非常に重要です。適期より早いと青米や未熟粒の増加に繋がります。また、刈取り期には、コンバインやバインダーによる事故が報告されています。トラブルが発生した場合や、機械をチェックする場合など、コンバインから離れる時は、 必ずエンジンを止め、駐車ブレーキをかけてから対処し、事故防止を徹底しましょう。成熟期は多くの品種で出穂してから期までの期間は出穂後の天候がよければ早まり、気温が低ければ長引きます。品種によって幅はありますが、積算温度の目安として、950~1,100℃前後とされています。これらを大まかな目安として利用し、倒伏程度等視野に入れながら、実際の圃場をよく観察し、緑色の籾の割合(青味籾率5%)で判断していきましょう。品質に直接影響しますので慎重に行ってください。刈取り直後の籾は温度が高く水分も多いので、刈取り後はできるだけ早く乾燥機に入れ、まずは風だけによる通風乾燥で余熱や余分な水分を取除きましょう。通風乾燥で余熱や水分を落としたら火力乾燥に移りますが、急激な乾燥や過乾燥は胴割米の発生に直結しやすいので慎重に行ってください。火力乾燥後はもう一度通風乾燥で余熱を取りましょう。また、仕上がり後は水分計で、仕上がり水分の確認をしましょう。調整にあたっては皮ずれや籾が多いと、等級の低下に直結します。ロールの調整をよく確認するなど慎重に行ってください。ローンセンター住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。☎0848-36-5444(月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター 向島営農センター因島営農センター世羅営農センター甲山営農センター世羅西営農センター 0848-56-12310848-29-96110848-76-22420848-44-21060845-25-61610847-22-11730847-25-50350847-37-710040日前後です。しかし、出穂期から成熟▲トビイロウンカ▲坪枯れ▲イネカメムシ25~30日、乾田では出穂後35日頃を目安

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