ええJAんおのみち1月号434
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【家庭菜園でおススメの野菜】【秋から冬に栽培する野菜】【連作障害について】しょう。栽培時期や特徴は、種の袋や苗札に書かれているので確認してみてください。野菜は栽培時期で「春から夏にかけてスタートする野菜」「秋から冬にかけてスタートする野菜」「春から秋にかけていつでもスタートできる野菜」に分けることができます。例えばトマトは、苗を春の4月中旬から5月初旬に植え付けて、7月から8月頃に収穫します。キャベツは、秋の9月中旬までに植え付けて、11月から12月頃に収穫します。つまりトマトは「春から夏に栽培する野菜」で、キャベツは「秋から冬に栽培する野菜」となり、栽培時期が重ならないため同じ場所で順番に効率よく育てることができます。ちなみに、コマツナやラディッシュなどは、真冬以外は栽培できる「春から秋にかけていつでもスタートできる野菜」であることに加え、早ければ1ヵ月ほどの短期間で収穫できるので、空いているスペース・期間があればその間に育てることができます。栽培スペースと育てたい野菜の栽培時期を照らし合わせ、無理なく育てられる計画を立てましょう。◆春から夏に栽培する野菜・ミニトマトミニトマトの苗は、4月中旬から5月初旬に植え付けます。収穫期は、7月から8月頃です。大玉のものより栽培しやすく、最近は様々な色や形の品種があるので選ぶ楽しさもあります。・ピーマンピーマンの苗は、4月中旬から5月中旬に植え付けます。収穫期は、6月から8月頃までで、樹勢を維持できれば比較的長く収穫を楽しめます。・ジャガイモジャガイモは、専用の種イモから育てましょう。8月中旬~下旬に植えると、収穫までの期間は約90日なので、11月頃には収穫時期を迎えます。花が咲き終わり葉や茎が黄色く枯れ始めたら、収穫の合図です。・ダイコン9月に種をまくと11月頃には収穫時期を迎えます。十分な耕土(50㎝)を確保することと、収穫の遅れに注意すれば比較的栽培しやすい作物です。・ホウレンソウ9月頃に種をまき、10月中旬頃から順次       科草草草      7収穫が可能です。背丈が20㎝くらいに育ったら、株ごと抜き取ります。同じ場所で同じ科の野菜を繰り返し栽培すると、生育が悪くなったり、病害虫が増加したりするなどの障害が起こることがあります。連作障害を未然に防ぐためにも畑を上手に回しましょう。例えば、キャベツ・ハクサイなどのアブラナ科の植物は1~2年、キュウリ・ゴーヤなどのウリ科の植物とエダマメ・インゲンなどのマメ科は2~3年、トマト・ナス・ピーマン・ジャガイモなどのナス科3~4年程度間隔を空けると、連作障害が出にくくなります。左記の科目表やローテーション例を参考にして、計画を立ててみてください。営農相談農業に関することなら専門的なことから家庭菜園まで、お気軽にご相談ください。JAは、新たに農業を始められる方も支援しています。(東尾道営農センター)☎0848-56-1231 (尾道北営農センター)☎0848-29-9611 (御調営農センター)☎0848-76-2242キュウリ里芋枝豆枝豆ニンニク大根大根ナスキュウリほうれんニンニク枝豆ニンジンキュウリトマト大根タマネギニンニクほうれん3年目ナス科ウリ科キク科セリ科アブラナ科ユリ科マメ科その他トマト、ピーマン、ジャガイモ、トウガラシスイカ、キュウリ、メロン、カボチャ、ゴーヤレタス、フキ、ゴボウ、春菊ニンジン、パセリ、セロリ、ミツバ大根、カブ、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー玉ねぎ、ネギ、ニラ、アスパラガス、ニンニク、アサツキエンドウ、インゲン、枝豆、落花生オクラ(アオイ科)、トウモロコシ(イネ科)、ほうれん草(アカザ科)1年目主な野菜2年目科目表ローテーション例トマトトウモロコシほうれんタマネギ春まき秋まき

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