ええJAんおのみち2月号435
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【剪定】【防除】◆ハダニの防除冬マシン油をしてない園地では、高度精製マシン油乳剤80倍を散布し、ハダニの初期発生を抑えましょう。カイガラムシ多発園で冬マシンが出来なかった園地では、アプロードフロアブル1,000倍を混用散布しましょう。散布時は、発芽促進目的で尿素300倍を混用しましょう。◆かいよう病防除レモンなどかいよう病のつきやすい品種は、ICボルドー66Dを必ず散布しましょう。マシン油と14日程度空ける必要がありますので計画的に散布しましょう。◆クワゴマダラヒトリ(毛虫)多発園は、新芽や花を食害されるので防除が必要です。◆除草地温の上昇と春肥の吸収率を高めるため実施しましょう。毛虫が下草へ付いている園地では、毛虫を駆除してから除草しましょう。ので、予措は行わず有孔ポリ包装で出荷まで保管しましょう。◆はるかはるかは3月から出荷がスタートします。出荷までに予措を7%程度かけることが重要です。予措不足の場合は、引き続き通気性のある場所で予措を行ってください。予借後は貯蔵庫で妻面を開けた新聞紙囲いで貯蔵しましょう。剪定は作業性や品質の向上目的で行いますが、理解度が深まると着花のコントロールも出来るようになります。樹を見て結果母枝が多い樹は花が多く、果梗枝が多い場合は不作傾向になります。花が多いと予想される場合は、切り返し剪定で新梢の発生を促します。不作傾向の場合は、間引き剪定中心に実施します。剪定は暖かい園地から始めてください。剪定の順番は、ネーブルや豊作が予想されるみかんから取り掛かりましょう。剪定による除葉率は、中晩柑で2割までが基本です。横縦のバランスは、横10とすると縦6になるようにしましょう。みかんは横枝を長めに(手でさわって下がる程度)取ると糖度の高い、美味しい果実ができます。令和5年産が豊作だった樹は発芽前までに果梗枝を間引き、花と養分競合する新梢数を減らします。本格的な剪定は、花が確認できる4月下旬頃から実施しましょう。中晩柑類は横枝を固め(手でさわって              5下がらない程度)にすると大きな果実を作ることができます。ただし八朔で横枝を縮め過ぎると、果実のキメが荒くなるので注意してください。ノコを使い、大きい枝から抜いていくことが剪定のスピードアップに繋がります。また、樹高の高い樹は作業性向上のたらいの台(コンテナ1個分)に乗って届く程度の樹高にしましょう。め30cmくJAカードを紛失されたら図1 間引きをするじゃま枝横:縦=10:6直ちにご連絡ください。盗難、紛失専用ダイヤル  0120-159674(24時間受付、年中無休)レモン用手袋▲せん定で一番に切る枝は①強い返り枝!①強い返り枝を切ると、薬剤がかかりやすくなります。▲果梗枝:本年新梢(来年の結果母枝)が発生する場所▲みかんの花が着く枝:結果母枝(前年発生した春枝)▲レモンのせん定にお勧めです。刺が貫通しない手袋です。▲開心自然形モデル樹(写真は八朔)作業性を高めるため樹高を〇の部分(第一亜主枝)に果実を多く着果させる。

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