ええJAんおのみち3月号436
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3 月【越冬害虫】【種子の休眠】【種子の充実不足】【早い品種では、苗づくりがスタート】◆播種床土は3㎏を標準とし、均一に詰め、灌水は十分にしみ通るまでやりましょう。床土消毒薬を1箱あたり0.5リットル散布した後、種を播き、覆土は籾が隠れる程度にします。1㎏を目安としてください。~180gを基準にしましょう。◆緑化 出芽から1.5葉出芽最適温度は28~30℃です。出芽を終えたら除々に温度を下げ、昼夜の温度差をつけるように管理していきます。出芽後は、除々に光を当てて十分に緑化を行います。環境に敏感で苗質に大きく影響する段階なので、温度管理や水管理には十分な注意が必要です。黄白色の芽が緑色に変わり、第1葉の先端が見えたら次の段階へ進みます。温度管理は、昼が20~25℃、夜が15~◆硬化 1.5葉~田植え硬化開始頃は昼20~25℃、夜10~15℃を基播準種と量しはた、温催度芽管籾理でを1行箱い当、た苗りの1生6長0とお問い合わせ 営農経済部営農販売課 ☎0848-20-2811ともに除々に外気温に近づけていきます。日中は十分光に当て、苗の充実を図ります。灌水は基本的に午前中に行いますが、乾燥しやすい場所や陽射しの強い日は、補助的な灌水も必要です。育苗期間を通水稲☎☎☎☎☎☎☎☎今年の冬は、予報通りに「暖冬」となりました。昨年の異常気象が、6年産の水稲栽培に与える影響について確認していきましょう。冬季気温が高く推移したことで、越冬した個体数が多くなっている可能性があります。近年問題となっている「イネカメムシ」もその仲間です。昨年発生した圃場やその周辺圃場では、十分に注意してください。登熟期の高温の影響により、6年播種用種子において休眠が深く、発芽が遅延する可能性があります。「コシヒカリ」はこの影響を受けやすく、注意が必要です。浸種時の水温は、通常10~15℃ですが、万一10℃を下回った場合、種子が再休眠に突入し、発芽の揃いが悪くなります。水温が10℃を下回ることのないよう注意してください。休眠と同様に、高温下で登熟した種子が充実不足(粒張りが悪く軽い)となっている可能性があります。それ自体が発芽に大きな影響を及ぼすわけではありませんが、塩水選の際に浮遊する種子が多くなります。対策としては、塩水選時の塩分濃度(通常は比重1.13)を下げ、種子の必要量を確保できるよう調整してください。今一度、ポイントを確認しておきましょう。◆塩水選塩水選は、病原菌に汚染された籾や、登熟の悪い籾を取り除く作業です。作業後は丁寧に水洗いを行い、塩分を十分に洗い流してください。◆種子消毒農薬を使用する方法と、温湯消毒器を利用する方法があります。農薬を使用する方法では、10℃以上の液温で24時間きっちりと浸種し、終了後は水洗いせず陰干しし、薬液を十分に種子に浸透させてください。温湯消毒器を使用する場合は、60℃を余熱をとることがポイントです。◆浸種水温は10~15℃とし、積算温度は100℃(10℃で10日間)を目安に十分浸種してください。浸種用の水はたっぷり(種子の4倍量)準備してください。水の入れ替えは3日目までは行わず、その後、ゆっくりと入れ替えてください。種子が十分に膨れてアメ色になってきたら出来上がりです。◆催芽育苗器を利用する場合、30℃で24時間が基準です。芽を出しすぎると、播種時に芽が折れたり、互いに絡まって均一な播種ができなくなります。水温は30℃を越えないよう注意してください。東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター 向島営農センター因島営農センター世羅営農センター甲山営農センター世羅西営農センター 0848-56-12310848-29-96110848-76-22420848-44-21060845-25-61610847-22-11730847-25-50350847-37-710020℃が基準です。10分間維持することと、作業後は素早くローンセンター住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。☎0848-36-5444(月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)                     4          

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