ええJAんおのみち4月号437
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ぶどうももなし い新ち梢伸じ長期くに入ります。【花肥料の施用】【温州ミカンの芽かき】【苗木の管理】【共通管理】【新梢伸長期~ジベ処理期~開花期】【摘果】【注意する病害虫】◆ジベレリン処理展葉始めからの日数・展葉枚数等を参考に、花穂の進み具合をみながら処理をしていきます。特に、ジベ処理前後1週間の気象条件(温度・日照)が花穂の進みや実止まりに大きく影響しますので、注意して作業してください。◆房づくり果実肥大促進のために早めの摘粒を行い、1房当たりの着粒数を適正になるようにしてください。満開後40日頃から本摘果を行います。・葉数による摘果の目安早生…1果あたり40枚中生…1果あたり50枚晩生…1果あたり60枚・枝による摘果の目安短果枝…5本に1果中果枝…1本に1果長果枝…1本に2果※急激な摘果は生理落果核割れの原因となるので注意してください。摘果した果実は病気の原因となるため、園外へ持ち出してください。乾燥が続く場合は、灌水を行いましょう。アブラムシ類、モモチョッキリゾウムシ、【灌水】【摘果】落葉果樹そぎ接ぎは技術が必要ですので剥ぎ接ぎをお勧めします。4月下旬ごろから皮が綺麗に剥げますので、剥ぎ接ぎが可能となります。5月上旬を過ぎると活着が悪くなるので注意してください。4月下旬から5月上旬にかけ、花の多い園地では硫安を10アールあたり20㎏施用しましょう。本年度の温州ミカンは、不作の樹が多いと予想されます。不作樹は、花の周りの新梢を芽かきすることにより着果が促進されます。植え付け1ケ月後から肥料を施用します。フルーツ元気866の場合は、1本の樹に一握り程度を10月まで毎月施用します。苗木用1発肥料のエコロング413の140日タイプは、1本あたり140gを1回施用します。新梢が伸びている間は、アブラムシやミカンハモグリガ防除時に元気一番とケルパックを混用散布しましょう。3月末より雨の日が多くなっており、防除等のタイミングが難しくなっています。管理作業に追われないようご注意ください。◆果実の肥大期(細胞肥大期)多くの落葉果樹が果実肥大期にあたります。開花から約40日間は、果実の細胞数が増える期間です。貯蔵養分を無駄にしないためにも、房作りや摘粒(ぶどう)・摘果(桃・柿・梨)など着果量の調整は早めに行いましょう。これが、高品質生産のポイントになります。◆誘引新梢の先端を下げることによって、果房に流れる養分の量を増やし、果粒肥大を促進させる効果があります。生育の早い新梢から順に誘引しましょう。◆敷ワラ早く敷くと、地温が上がらず、ほう芽が遅れ、霜害を受けやすくなるので、霜の心配がなくなってから敷いてください。ケムシ類、カイガラムシ類、せん孔細菌病、灰星病、黒星病、うどんこ病、果実赤点病開花から45日間が細胞分裂期にあたります。この期間の乾燥は、小玉果の原因になりますので、乾燥させないように灌水をしっかり行ってください。果実肥大を目的として、変形果・病害虫被害果などを中心に摘果します。1度に終わらせようとせず、開花後数回に分けて行ってください。◆芽かきイチジクは、すぐに樹冠内部が過繁茂になり、日照不足になってしまいます。熟期の遅れや着色遅れを引き起こすので、定期的に園内を回り、残す枝は1㎡当たり4~5本程度を目安に実施しましょう。◆ねん枝・誘引若木など樹勢が強い樹では、新梢が立(向島営農センター)☎0848-44-2106 (因島営農センター)☎0845-25-6161 (世羅営農センター)☎0847-22-1173▲モモチョッキリゾウムシ被害果               ()          6

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