ええJAんおのみち9月号442
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9 月【病害虫予察】【6年産米の振り返り】【中晩柑類・みかんの仕上げ摘果】【灌水】色には温度が関係しており、品種により若干差がありますが、夜温18度くらいになると着色のスイッチが入ります。着果不良、着果過多、過乾燥などは果実の着色にとってマイナスとなります。収益につながる等階級に仕上げるため、仕上げ摘果を徹底しましょう。小玉果・傷果中心に摘果します。本年度は夏の高温により、日焼け果が多発しています。日焼けした部分は、果汁が少なくス上がっているので、着色し見分けにくくなる前に摘果しましょう。上向きの果実は果梗枝ごと摘果しましょう。中晩柑類は、引き続き降雨が10日以上ない場合には灌水を実施しましょう。夜温が低下すると、灌水しても肥大促進効果や減酸効果が小さくなります。 10月はみかんの着色期に入ります。着水稲柑橘☎☎☎☎☎☎ 10月に入ると南部地域の中生・晩生品現在、北部地域では、早生品種の刈取りを迎えております。種を中心に刈取りの最盛期を迎えます。刈取り作業では安全に効率良く作業を進めましょう。8月22日時点において、県内全域に対し斑点米カメムシの注意報が発表されています。管内の圃場においても、イネカメムシやホソハリカメムシ等が確認されています。穂の不稔や斑点米の原因であり、被害が拡大すると減収につながるため、必要に応じて追加防除を実施してください。粉剤や液剤を使用して防除を行う際には、圃場の水位を上げ、株元に潜む害虫を押し上げることで、防除効果が高まります。防除薬剤は「スタークル」を含む薬剤を使用してください。また、県の調査圃場では、ウンカ類の飛来も確認されており、高温多湿となる気候が続くと繁殖しやすくなるため、引き続き注意が必要です。米づくりも刈取りから乾燥調整へと終盤を迎え、収量や品質の結果でこの1年の栽培を振り返る時期となりました。今年は概ね天候に恵まれ、初期成育は順調に進み、水管理が計画通りに実施しやすい環境で推移しました。田植後において、藻の発生の好条件となる水温20~30℃の日が続き、除草剤の使用に支障をきたした圃場がみられました。また、梅雨明け以降は最高気温がコシヒカリ等では高温障害による白未熟粒の多発が懸念されています。冒頭で触れたとおり、カメムシ類やウンカ類による被害発生の可能性もあるため、これから登熟期を迎える南部地域は、今後の状況に注視する必要があります。9月、10月ともに、気温は高く推移するとみられ、台風による倒伏や、秋雨前線の停滞による収穫作業の遅れにも注意が必要です。異常気象といわれる昨今の気候に左右されず、十分な収量・品質が確保できたか、また各生育段階で適切な栽培管理ができたかを振り返り、今後の課題を見つけ出すことは、とても重要なポイントです。まだまだ暑い日が続きます。熱中症と機械の取扱いには十分注意し、安全に効率良く作業を進めましょう。ローンセンター住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。☎0848-36-5444 (月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)☎0848-36-5444 (月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)摘果基準品種八朔7568574648単位:mm目標階級9月20日9月30日L以上しらぬひ2L以上はるみL以上レモンM以上いしじS未満7871614950東尾道営農センター尾道北営農センター御調営農センター 向島営農センター因島営農センター世羅営農センター0848-56-12310848-29-96110848-76-22420848-44-21060845-25-61610847-22-1173▲トビイロウンカ▲イネカメムシ40℃に迫る状況となっていたことから、35℃を超える日が続き、圃場周辺では                  4

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