ええJAんおのみち10月号443
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【品質向上対策】【病害虫防除】◆アザミウマみかんでは、着色期のアザミウマ被害が果実腐敗につながり問題となります。発生が見られる場合は、コテツフロアブルで防除してください。◆ハダニ秋の最も注意するべき害虫です。着色期のハダニ被害は、着色不良に繋がり著しく正品率が低下します。ハダニ被害大発生する前に薬剤を散布しましょう。◆みかんの腐敗防止剤散布収穫前には必ず腐敗防止剤を散布しましょう。◆炭そ病(流れヤケ)秋の気温が高い場合は、10月下旬にも防除が必要です。八朔や安政柑を対象に、防除暦に従い薬剤を散布しましょう。◆八朔の落果防止遅れるのでヘタ落ち防止目的で11月下旬から12月頃に散布しましょう。【夏秋梢の処理】◆収穫後の尿素散布樹勢回復を図るため、温州みかんは収穫後、尿素を葉面散布しましょう。隔年結果防止効果もあります。◆しらぬひ・はるみ水腐れ症防止(果皮障害防止)夏に干ばつを受け12月に雨が多いと、しらぬひではヘタ周辺が黒くなったり、ひび割れが発生し、はるみも果皮障害が発生します。過去多発した園地では、ジベレリンることができます。はるみは6分着色しらぬひは8分着色頃に葉から滴り落ちない程度に樹冠外周の果実中心に散布します。鉛筆より太い枝は芽つぼの上で処理し、弱い枝は芽つぼの下で処理します。樹勢の強い樹は除葉処理もセットで行いましょう。直立し樹形を乱す枝は基部から切除します。しらぬひ・はるみは次年度の結果母【秋肥の施用】【鳥獣害対策】・出荷前に必ず防除履歴書を提出する。・味を揃え浮皮などによる商品ロス防止のために分割採収(外成り果と内成り果の収穫時期を変えること)を行う。・良く切れるハサミを使用し、二度切りを徹底する。(手が痛い人はドクターカットがお勧めです)・果実は丁寧に扱う。(特にレモンは衝撃によりヤケ果が出やすいので注意する)・選別する場所は明るくして行う。 (蛍光灯は、太陽光に近い演色AAA昼白色を使用する。LEDは商品名テクテラスがお勧め)・生傷、日焼け、アザミウマ被害果は家庭選別で排除する。◆みかんの浮皮防止雨が多く浮皮の発生が懸念される場合は、蛍尻期にフィガロン乳剤を散布します。(樹勢が弱るので年間2回までの使用にしてください)◆枝吊り枝吊りを実施し、着色向上を図りましょう。◆灌水しらぬひ・はるみは、果皮障害防止のため降雨の無い場合は、11月下旬頃まで、灌水を実施しましょう。 11月上旬に落果防止目的でマデックEWを散布しましょう。紅八朔は着色が1ppmを散布すると発生時期を遅らせ枝として夏芽を利用するので切らないでください。レモンはかいよう病防止のため、夏秋梢は徹底除去しましょう。徒長枝も簡単に切れる、にしがきロング剪定鋏を使用すると能率があがります。本年度の樹勢回復と次年度の養分蓄積目的で施用します。時期が遅くなると吸収が悪くなりますので10月下旬から11月上旬までに施用しましょう。◆ヒヨドリ小太郎を利用し、樹に直接ミシン糸をかけることで被害を防止できます。◆カラス釣り糸を1m間隔でカラスが飛んでくる方向を中心に、高さや位置を変え設置します。透明もしくは黒が効果的です。◆イノシシイノシシ対策で重要となるのは、餌付けをしないことです。摘果果実や柵の外に飛び出た果実も餌付けをしていることになります。侵入防止対策の前に園地周辺の整備を行いましょう。フェンスや電気柵は、作物から1m以上離して設置し、周辺のイノシシの隠れ家になりそうな雑草・雑木を伐採しましょう。フェンスは、縦線が外側になるように設置します。電気柵は、イノシシの鼻にローンセンター住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。住宅ローンをはじめマイカーローンなど、各種ローンについてお気軽にご相談ください。☎0848-36-5444 (月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)☎0848-36-5444 (月曜日から金曜日(祝祭日・年末年始は休み)の9:00〜17:15)ハダニ被害果健全果▲しらぬひこはん症▲しらぬひのヘタ黒果、ワックス層が剥がれ、汚れが付着し黒く変色している。進行すると穴が開いたり、腐敗する。▲はるみ果皮障害▲アザミウマ被害                     4

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