広報誌・産地を守る人々

JA尾道市管内は「日本の縮図」と言われ、瀬戸内海の島しょ部・沿岸部から中国山地の世羅高原まで多様な立地条件や気象条件の下で形成されてます。
実際に、柑橘、米、わけぎ、もも、ぶどう、なしなど多様な農畜産物が生産されています。広報誌では、管内で農畜産物に携わるスペシャリストを紹介しています。

産地を守る人々

AGREADERS ~我々が農業を引っ張る~

発祥の地・因島田熊町の「はっさく」地域の美しい景観も守りたい

尾道市因島田熊町 村上 綱雄 さん(49歳)

はっさくは因島が発祥の地。近年はゼリーやマーマレードなどの加工品も大人気です。この地で3年前に就農したのが村上綱雄さん。温かく見守ってくれる地域の方々への感謝の思いを胸に、農業に向き合うその思いを聞きました。

  • AGREADER こだわりの「はっさく」

    AGREADER
    こだわりの「はっさく」

    因島が発祥の地といわれるはっさく。江戸時代、田熊村(今の尾道市因島田熊町)の密厳浄土寺の住職が偶然発見したのが始まりとか。お寺には発祥の地の記念碑や、その販路拡大に貢献した田中清兵衛の記念碑もあります。
    (尾道観光協会HPより)

    • 「来年はレモンといしじみかんの木を植えます。」と話す村上さん。今の倍に当たる1ヘクタールを目標に栽培面積を拡大し、はっさく、レモン、石地みかんの三本柱で経営の安定を目指します。「一緒に農業ができる花嫁も募集中です!」

  • 農道整備も自分の手で前職の経験を農業にいかす

    今から3年前、サラリーマンを辞めて地元で就農した村上さん。祖父や両親が守ってきた畑に加え、隣接する耕作放棄地なども使わせてもらいながら、現在は約50アールの畑ではっさくを栽培。就農にあたっては、「子供の頃から草刈りや収穫など親の手伝いをしていたし、仕事でも地方の畑を見ていたので、特に戸惑いはありませんでした。」と笑います。
    村上さんの前職は建設コンサルタント。農業土木工事の調査・設計に取り組み、面白いところでは沖縄の地下ダムやサケの遡上調査などをしていたといいます。「その仕事の中で数多くの畑を見ていたことや、農道整備を手掛けたことが今の仕事にもいきています。実際、畑にある農道は自分で測量して、図面を引きました(笑)。土地の境界関係の知識なども含めて、前職の経験が役に立っていますね。」
    この3年を「初年度は畑を整えるので精いっぱい、去年が初めての出荷でした。今年はちょっと実が少ないかな。営農指導員さんや地域の農家の方、母親に教えてもらいながらやっています。」と振り返る村上さん。これからも畑の整備や耕作面積の拡大、はっさく以外のレモンやいしじみかんへの挑戦など、「あれもこれもしたい!」と意欲を見せます。

    支えてくれる地域の方々へ感謝この景観も維持したい

    傾斜地で日がさんさんと降り注ぐ畑に、丸々としたはっさくがなる美しい景観は、この地域ならではのものです。「自営業者として規模を拡張し、経営の安定を目指すのはもちろんのこと、この地域の景観を維持したい思いもあります。大学進学からずっと地元を離れていた私を温かく受け入れてくれた地域の方々へ感謝しながら、農業を続けていければ。」と話す村上さん。これからの活躍に期待しましょう!

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