広報誌・産地を守る人々

JA尾道市管内は「日本の縮図」と言われ、瀬戸内海の島しょ部・沿岸部から中国山地の世羅高原まで多様な立地条件や気象条件の下で形成されてます。
実際に、柑橘、米、わけぎ、もも、ぶどう、なしなど多様な農畜産物が生産されています。広報誌では、管内で農畜産物に携わるスペシャリストを紹介しています。

産地を守る人々

AGREADERS ~我々が農業を引っ張る~

こだわりの堆肥でより甘く 御調町の「トマト」

みつぎ農園 髙橋 良和 さん(71歳)

御調町にある「みつぎ農園」のハウスを訪ねると、まずはその広さにびっくり。50m×100mの広大なハウスは向こう側が見えないほどです。6月まで収穫が続くというトマト栽培へのこだわりを、髙橋良和さんにお聞きしました。

  • AGREADER こだわりの「トマト」

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    こだわりの「トマト」

    「スーパーで市販されているトマトの糖度が5.5度くらい。うちのトマトはだいたい6度以上はあります。
    8~10 度になると、それは甘いですよ。」(髙橋さん)種から樹を作ること、そして1年かけて作る堆肥が美味しさの秘訣です。

    • 現在、農園では6人のタイ人実習生が働いています。「みんな真面目で一生懸命働いてくれます」と髙橋さんは笑顔。

    • 一番のこだわりは「堆肥」。魚粉末とバーク(木くず)、鶏糞、ヌカを混ぜて一年かけて発酵させます。

  • 美味しいトマトの秘訣は
    1年かけて作るこだわりの堆肥

    みつぎ農園では現在、ミニや中玉、大玉トマトを栽培。「一般的なトマトの糖度は5.5度くらい」(髙橋さん)という中、こちらのトマトは大玉で6度を超え(ミニ・中玉は8度以上)、フルーツトマトになるとその糖度は8度から10度になるそう。甘くて美味しいみつぎ農園のトマトは、市場でも人気です。
    この味を支えているのが「堆肥」。魚粉末とバーク(木くず)、鶏糞、ヌカを混ぜて発酵させ、元肥としてたっぷり使います。「この堆肥を使うと味が全然違うし、連作障害も起こらない。手間も費用も掛かるけれど、これが1番のこだわり。」発酵の過程で水をかけ、ひっくり返す作業を1年間繰り返して作った堆肥は、甘いトマトには欠かせません。加えて樹を接ぎ木ではなく、種から作ることにもこだわっています。
    「トマトは青い実がなった段階で、これから甘くなるかどうかが分かる。」という髙橋さん。ヘタの周りの緑が濃いと、グッと甘くなるそうです。「トマトはある程度ストレスを与えないと甘くならない。でも与えすぎると玉が小さくなる。この辺を見極めて、程よくストレスを与えてやるのがポイント。」と栽培の秘訣を教えてくれました。

    「美味しい」の声がやりがい
    これからも甘いトマトを作りたい

    近年、夏場は気温が上がる一方です。ハウスの中も気温が50度にもなり、髙橋さんは苗を作るのが難しくなっていると感じています。そんな厳しい環境のなかでも、「甘くて美味しいトマトを安定して作れるようになりたい。10月、11月の九州からトマトが出ない時期に、重点的に出せるようになれば。」と今後を見据える髙橋さん。「みんなが美味しいと言ってくれるのがやりがい。」との思いを胸に、作業に励んでいます。

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