広報誌・産地を守る人々

JA尾道市管内は「日本の縮図」と言われ、瀬戸内海の島しょ部・沿岸部から中国山地の世羅高原まで多様な立地条件や気象条件の下で形成されてます。
実際に、柑橘、米、わけぎ、もも、ぶどう、なしなど多様な農畜産物が生産されています。広報誌では、管内で農畜産物に携わるスペシャリストを紹介しています。

産地を守る人々

AGREADERS ~我々が農業を引っ張る~

ブランド力ある因島の「柑橘」をこれからも作り続けたい

因島大浜町 須山 猛さん(76歳) 因島柑橘部会 部会長

風光明媚な瀬戸内海を望む須山猛さんの畑では、収穫を待つみかんがオレンジ色に色づいていました。「因島と言えば八朔」と言われるほど柑橘のイメージが強い因島。「畑を荒らしたらもったいない」という思いで、柑橘栽培を続ける須山さんにお話を伺いました。

  • AGREADERこだわりの“柑橘”

    AGREADER
    こだわりの“柑橘”

    この5年間である程度増えたレモンに加え、今後部会が力を入れたいのは八朔と冬橙です。とくに八朔は因島が発祥ということもあり、そのブランド力は抜群。部会やJA職員、女性部が協力して新しい食べ方(八朔のマリネ)を提案するなど、新たな魅力発信にも努めています。

    ここに注目!
    • 八朔発祥の地、因島で生まれた人気商品が「因島のはっさくゼリー」「因島のはっさくシャーベット」です。八朔の爽やかな酸味や程よい苦みを、ゼリーとシャーベットで楽しめる一品。皆さんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか?

  • 豊かな自然の中で農作業ができる喜び

    豊かな自然の中で農作業ができる喜び

    「昔はこの辺のどの山も段々畑だった」と懐かしそうに話す須山さん。現在は自分の畑に加え、親戚やお世話になった方の畑を引き継ぎながら、すだちやみかん、冬橙、八朔などを栽培しています。
    9月からのすだちの収穫を終え、11月からはみかんや冬橙、12月になれば八朔と収穫が続くこれからの季節。忙しい日々の中で作業をしながら須山さんが感じているのは、豊かな自然の中で農業ができることの喜びです。「海の見える、見晴らしも空気もきれいなところで、小鳥のさえずりを聞きながら作業をしていると、農業をしていて良かったなと思いますね」
    穏やかな環境の中での農作業にやりがいを感じる一方、近年、一気に増えたのがイノシシによる獣害です。須山さんの畑にも電気柵は設置してありますが、どこからか入り込んできたイノシシは、土の中の虫を食べようと穴を掘って畑をぼこぼこに荒らします。またカラスもみかんを食べにやってきます。自然が豊かな環境だからこその悩みは尽きません。

    「因島と言えば八朔」そのブランドを守りたい

    「因島と言えば八朔」そのブランドを守りたい

    現在、因島柑橘部会 部会長を務める須山さんに、その取り組みについて聞きました。
    「部会としてこの5年間で新しいレモンの苗木を買う際には補助を出してきました。その効果でレモンの木は約1万本増えました。今年からは八朔と冬橙に補助を出しています」
    因島は八朔発祥の地と言われ、八朔は因島を代表するブランド作物の一つ。また因島名物「因島のはっさくゼリー」「因島のはっさくシャーベット」の原料でもあります。須山さんは「因島と言えば八朔。そのブランドを守りたい」と話し、さらには「( 柑橘のある)畑を荒らしたらもったいないからね」と言葉を重ねます。
    今後の夢をお聞きすると、「子ども達が( 栽培が)みやすいところだけでも畑を守ってくれたらうれしい」とにっこり。「元気なうちは頑張って、まだ見ぬひ孫にみかんを食べさせてやりたいね」と柔らかな笑顔で話してくれました。

広報誌

広報誌 JAおのみち広報誌 JAおのみち
【電子ブック推奨環境】
  • パソコン OS:Windows 10 以降、Mac OS X 10.13以降
    ブラウザ:Internet Explorer11以降、Edge 最新版、Firefox 最新版、Safari 最新版、Chrome 最新版
  • スマートフォン/タブレット
    1. iPhone/iPad
      OS:iOS13以上、iPadOS 13以上
      ブラウザ:Safari 最新版
    2. Android
      OS:Android OS 9.0以上
      ブラウザ:Chrome 最新版
      ※メンテナンス等により、一時的にサービスを中断する場合がありますので、予めご了承ください。